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午後3時のドルは160円前半へ反落、38年ぶり高値更新で介入警戒感

ロイター / 2024年6月27日 15時31分

 6月27日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の160円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の160円前半で取引されている。前日海外市場では円売りが強まりドルは一時38年ぶり高値を更新したが、きょうは為替介入への警戒感から円の買い戻しが先行した。

米市場の最終盤、日本時間早朝にドルは一時160.88円を付けて1986年以来38年ぶり高値を更新した後、東京市場では一転して売りが優勢となった。「高値更新で市場のボラティリティーがやや高まり、介入への警戒感が一段と強まった」(外銀アナリスト)という。

短期筋を中心に円売りをいったん手仕舞いする動きが相次いだことで、ドルは午後にかけてじり安となり一時160.31円まで反落した。

日本政府から急速な円安をけん制する声も相次いだ。鈴木俊一財務相が「特に経済に対する影響は強く懸念している。高い緊張感を持ってこの動きの背景も分析し、必要に応じて必要な対応をとっていく」と述べたほか、林芳正官房長官も「しっかりと注視し、適切な対応を取っていきたい」とした。

バークレイズ証券為替債券調査部長の門田真一郎氏は「金利差収入を狙うキャリートレーダーの買いがドル/円の下値を支える中、ドルが買われる手掛かりが出るたびに上値が切り上がる展開が続いている」と最近の上昇を分析する。

当面は「歴史的な水準を上抜けてしまったことで上値の節目が見当たらず、ドル/円は一段と上昇しやすい」状況にあるという。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 160.39/160.42 1.0694/1.0698 171.54/171.58

午前9時現在 160.62/160.65 1.0678/1.0682 171.55/171.56

NY午後5時 160.79/160.84 1.0679/1.0682 171.72/171.76

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