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米ナイキ、通期減収見通し 新興ブランドとの競争激化で需要鈍化

ロイター / 2024年6月28日 8時38分

スポーツ用品大手の米ナイキが27日に発表した第4・四半期(3─5月)決算は、売上高が予想外に減少した。2018年9月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

Ananya Mariam Rajesh Juveria Tabassum

[27日 ロイター] - スポーツ用品大手の米ナイキは27日、2025年度決算について、予想外の減収見通しを示した。この日発表した24年度第4・四半期(3─5月)決算でも、売上高が予想外に減少。On(オン)やHOKA(ホカ)など新興スニーカーブランドとの競争が激化する中、ナイキのアパレル製品やフットウェアに対する需要が後退している。

ナイキの株価は引け後の時間外取引で12%下落した。

同社は第1・四半期についても予想より大幅な減収見通しを示した。

通期売上高は1桁台半ばの減少率になるとした。市場予想は0.91%増だった。

第1・四半期は約10%の減収を予想。市場予想は3.16%減。

同社は市場シェアが後退しており、販売促進戦略である消費者への直販チャネル「ナイキダイレクト」も振るわない。

CFRAリサーチの株式アナリスト、ザッカリー・ワーリング氏は「総売上高とナイキダイレクト事業の鈍化は無視できない。われわれはナイキが次の成長の足がかりをどこで得られるかという問題に頭を悩ませている」と語った。

第4・四半期の売上総利益率は44.7%と1.1%ポイント上昇した。人員削減や一部の不採算製品の供給減少、物流コストの低下などが寄与した。調整後1株利益は1.01ドルと市場予想の0.83ドルを上回った。

ただ、純売上高は1.71%減の126億1000万ドル。アナリストの予想平均は0.13%増の128億4000万ドルだった。

純利益は45%増の15億ドル(1株当たり0.99ドル)だった。

中国を含む海外市場でも需要が低迷しており、実店舗の客足は前年比で2桁の落ち込みとなった。

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