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NY外為市場=ドル弱含み、軟調な経済指標受け

ロイター / 2024年6月28日 6時11分

ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の通貨に対して下落した。2010年9月撮影(2024年 ロイター/Yuriko Nakao)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の通貨に対して下落した。米経済指標の軟化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを開始するとの観測が高まった。

円相場は米経済指標を受け、前日付けた38年ぶりの安値から上昇に転じたもの、政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感は依然根強い。

米労働省が27日に発表した6月22日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比6000件減の23万3000件となった。ただ、6月15日までの1週間の継続受給件数は1万8000件増の183万9000件と、2021年11月下旬以来の高水準となった。

同じくこの日に発表された5月の耐久財受注は前月比0.1%増となったが、民間設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.6%減。ロイターがまとめた市場予想は0.1%増だった。

また、第1・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比1.4%増と、改定値の1.3%増から若干上方改定されたが、第4・四半期の3.4%増から急激に鈍化したことが確認された。

主要通貨に対するドル指数は0.1%安の105.91。前日は約2カ月ぶりの高値となる106.13を付けていた。

マネックスUSAのFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏は、GDP確定値で、個人消費が2%増から1.5%増に下方改定されたことに言及し、「市場は個人消費の落ち込みに何よりも注目しているようだ」と指摘。第1・四半期のGDPの鈍化は予想通りとしつつも、「これほどまでの消費の落ち込みは、さらなる減速の可能性を示唆している」とコメントした。

終盤の取引で、円は対ドルPY=EBS>で小幅上昇し、160.765円。前日は1986年12月以来の安値となる160.88円に沈んでいた。

アナリストによれば、介入のリスクは高まっているが、日本当局は28日に発表される個人消費支出(PCE)価格指数の結果を待っている可能性がある。

英ポンドは0.2%高の1.2643ドル、ユーロも0.2%高の1.0704ドル。

ドル/円 NY終値 160.74/160.77

始値 160.42

高値 160.83

安値 160.29

ユーロ/ドル NY終値 1.0702/1.0705

始値 1.0702

高値 1.0726

安値 1.0693

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