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豪ウッドサイド、上期は減益も予想上回る

ロイター / 2024年8月27日 11時25分

 8月27日、豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが発表した上期(1―6月)決算は、税引き後純利益が16億3000万ドルと、前年同期比14%減少した。写真は同社の展示ブース。韓国テグで2022年5月撮影(2024 ロイター/Florence Tan)

Himanshi Akhand

[27日 ロイター] - 豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが27日発表した上期(1―6月)決算は、税引き後純利益が16億3000万ドルと、前年同期比14%減少した。ビジブル・アルファがまとめた市場予想の13億8000万ドルを上回り、配当も予想レンジの上限だったことから、同社株は一時急上昇した。

上期は中東の紛争に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱で原油価格が不安定となり、最大の輸出相手国である中国の景気回復が芳しくないなどの逆風が吹いた。上期のウッドサイドの実勢販売価格は1石油換算バレル(boe)当たり平均63ドルと、前年同期の同74ドルから低下したが、生産コストの低下により、その影響を相殺した。

中間配当は1株当たり0.69ドルと、前年同期の0.80ドルを下回ったが、配当性向は予想レンジ50―80%の上限となった。

メグ・オニール最高経営責任者(CEO)は声明で「当社はインフレ環境の中でコストを有効に管理し続けている」と説明した。

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