ノルウェーのエネ産業にロシアの脅威、欧州7カ国安保当局が指摘
ロイター / 2024年8月27日 13時21分
欧州7カ国の安全保障当局は26日、重要インフラに対するロシアの脅威についてエクイノールなどノルウェーのエネルギー企業幹部に説明した。写真はノルウェー・ハンマーフェスト郊外のメルコエヤにあるエクイノールのLNG施設。Ole Berg-Rusten/NTB 提供(2024年 ロイター)
Nora Buli Nerijus Adomaitis
[スタバンゲル(ノルウェー) 26日 ロイター] - 欧州7カ国の安全保障当局は26日、重要インフラに対するロシアの脅威についてエクイノールなどノルウェーのエネルギー企業幹部に説明した。
ノルウェー、ドイツ、ベルギー、オランダ、フィンランド、スウェーデン、アイスランドの国家安全保障当局が出席して非公開会合を開き、欧州への重要なエネルギー供給国としてのノルウェーの役割を強調した。
独情報機関、連邦憲法擁護庁(BfV)のセレン副長官は会合後、ロシアなどの国による脅威に言及。スパイ活動だけでなく、一部分野では破壊工作のリスクもあると述べた。具体的な事例への言及は控えた。
ノルウェーの情報機関は今年、ロシアがノルウェーに物理的またはデジタルの破壊工作を行うことが賢明だと判断する可能性があり、石油部門が主な標的になると指摘した。
ロシアのウクライナ侵攻後、ノルウェーは欧州にとって最大の天然ガス供給国となった。ガスは広大な海底パイプラインを通じて供給されている。
ノルウェー情報機関トップは別の会合で「ロシアは西側と長期的に対立しており、より大きなリスクをとる用意がある」と指摘。「ノルウェーで何かを計画しているという具体的な証拠がなくても、警戒レベルを上げるのが賢明だ」と述べた。
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