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米景気後退の確率、25%に引き上げ=UBSウェルス・マネジメント

ロイター / 2024年8月27日 20時11分

 UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは26日付のリポートで、米国の景気後退の確率を20%から25%に引き上げた。雇用の伸び鈍化に起因する弱さや7月の雇用データを理由に挙げている。バージニア州アーリントンで2023年4月撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[27日 ロイター] - UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは26日付のリポートで、米国の景気後退の確率を20%から25%に引き上げた。雇用の伸び鈍化に起因する弱さや7月の雇用データを理由に挙げている。

同社は引き続きソフトランディングが基本シナリオだと指摘。個人消費が経済成長の行方をおおむね左右するが、見通しは「曇っている」と述べた。

JPモルガンは今月、米国が年内に景気後退に陥る確率を35%に引き上げた。賃金インフレの鈍化が理由。ゴールドマン・サックスは米国が今後1年以内に景気後退に陥る確率を20%に引き下げた。

UBSの米国担当シニアエコノミスト、ブライアン・ローズ氏は、新型コロナウイルス流行時に蓄積された余剰貯蓄が取り崩されており「期待できる最善の結果でも貯蓄率はおそらく横ばいであるため、支出の増加を維持するには所得の継続的な増加が不可欠になる」と述べた。

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