トランプ氏ＳＮＳ企業、大株主が保有株大量売却 ロックアップ終了で

　９月２６日、トランプ前米大統領が創設した交流サイト（ＳＮＳ）「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの大株主の１社が、１９日のロックアップ期間（持ち株売却禁止期間）終了を受け、持ち株をほぼ全て売却したことが分かった。写真は３月、ニューヨークで撮影（２０２４年　ロイター/Shannon Stapleton）

[２６日 ロイター] - トランプ前米大統領が創設した交流サイト（ＳＮＳ）「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの大株主の１社が、１９日のロックアップ期間（持ち株売却禁止期間）終了を受け、持ち株をほぼ全て売却したことが分かった。

２６日提出された報告によると、トランプ・メディアの共同設立者であるアンドリュー・リチンスキー氏が経営するユナイテッド・アトランティック・ベンチャーズは、トランプ・メディアの保有株式５．５％に当たる７５０万株余りを１００株に減らした。

ユナイテッド・アトランティックは上位３位の大株主の１社だった。トランプ氏は同社株式の約５７％を保有している。

同社の株価は、ロックアップ終了後の５営業日で乱高下しており、２６日は約１％安で取引を終えた。３月の取引開始後、時価総額は一時１００億ドルに迫る場面もあったが、民主党のバイデン大統領が選挙戦から撤退した後、下落が加速。現在の時価総額は約２８億ドルに縮小している。