原油先物は下落、リビアからの供給懸念緩和で
ロイター / 2024年9月27日 11時23分
[27日 ロイター] - 原油先物価格は27日アジア時間の取引で3営業日連続で下げている。週間ベースでも下げを記録する見通し。リビアの東西両勢力が中銀経営陣の任命に関して合意に達したことが材料視されている。
北海ブレント先物は0036GMT(日本時間午前9時36分)時点で前日比0.57ドル(0.8%)安の1バレル=71.03ドル。米WTI先物は0.58ドル(0.9%)安の67.09ドル。
週間ベースではブレントは約4.6%の下落、WTIは6.6%の下落となっている。
FGEエナジーのアナリストは「今週の市場の注目材料はリビアと石油輸出国機構(OPEC)プラスだ」と語った。
国連リビア支援ミッション(UNSMIL)は25日、リビアの東西両勢力が中央銀行の総裁と副総裁、理事会メンバーを任命するための手続きと基準、スケジュールについて合意したと発表した。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は、この合意によりリビアから日糧50万バレル以上が市場に供給される可能性があると述べた。
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