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タイ社会保障基金、海外プライベート資産に116億ドル投資へ

ロイター / 2024年9月27日 19時12分

タイ最大の公的基金である社会保障基金は、リターン向上に向けて海外のプライベート資産に116億ドルを投資する計画だ。バーツ紙幣、カシコーン銀で昨年1月撮影。(2024年 ロイター/Athit Perawongmetha/File photo)

Panu Wongcha-um

[バンコク 27日 ロイター] - タイ最大の公的基金である社会保障基金は、リターン向上に向けて海外のプライベート資産に116億ドルを投資する計画だ。

同基金の投資委員会メンバーであるペッチ・ベルガラ氏がロイターとのインタビューで明らかにした。

同基金は運用資産は770億ドル。医療・失業・年金手当を給付しているが、高齢者の増加で給付金の需要が増えている。

一方で過去10年の平均リターンが3%未満と低迷しているため、来年から国内投資中心の戦略を修正し、投資先を多様化するという。

ペッチ氏は今年、社会保障基金に移籍。ゴールドマン・サックスの元エグゼクティブディレクターで、超富裕層の個人資産を10年近く運用してきた。

同氏は低リスクの国内投資の比率が高く、現在のペースでは2051年までに基金が破綻する恐れがあると指摘。来年から2年半かけて低リスク投資の比率を70%から60%に下げ、高リスク投資の比率を30%から40%に引き上げることを明らかにした。

27年半ばには50%ずつにする目標という。

高リスク投資のうち、15%に相当する3750億バーツ(115億6000万ドル)は、27年半ばまでにプライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、ヘッジファンドといった海外のプライベート資産に配分する予定だ。

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