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NATOプレゼンス強化へ、バルト海ケーブル損傷 エストニアは海軍派遣

ロイター / 2024年12月27日 23時3分

北大西洋条約機構(NATO)は27日、フィンランドとエストニアを結ぶバルト海の海底電力ケーブルが損傷したことを受け、バルト海での軍事プレゼンスを強化する方針を明らかにした。フィンランドの国境警備艇、26日撮影の提供写真。(2024年 ロイター)

[ヘルシンキ 27日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は27日、フィンランドとエストニアを結ぶバルト海の海底電力ケーブルが損傷したことを受け、バルト海での軍事プレゼンスを強化する方針を明らかにした。加盟国のエストニアは警備へ海軍による作戦を開始した。

フィンランドとエストニアを結ぶ海底電力ケーブルとインターネット回線が25日に損傷したが、フィンランド当局は26日、原因となった疑いでロシア産石油を積載した船舶をバルト海で拿捕した。

フィンランドのストゥブ大統領は27日の会見で、NATO の支援を要請したと表明。NATO のルッテ事務総長は「バルト海における軍事的プレゼンスを強化する」とⅩに投稿した。

スウェーデンの沿岸警備隊は、航空機や船舶での監視を強化し、海軍や他国と協力するとした。

ロシア大統領府は27日、船舶拿捕はロシアにとって大した問題ではないと述べた。ロシアはこれまでバルト海インフラの損傷について関与を否定してきた。

エストニアはのツァクナ外相は、フィンランドと結ぶバルト海海底電力ケーブル「Estlink2」が損傷し電力供給が停止したことを受け、現在唯一稼働している「Estlink1」の防護に海軍を派遣したとし、「われわれの海域の重要な海底インフラに脅威がある場合、対応が必要」と述べた。

バルト海では、2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、電力・通信ケーブルやガスパイプラインの損傷が相次ぎ、エストニアやフィンランドなど沿岸国が警戒している。

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