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豪NAB、10─3月期は51%減益 新型コロナ受け大幅減配

ロイター / 2020年4月27日 11時22分

 4月27日、豪銀大手ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が27日発表した2020年度上半期(10─3月)のキャッシュ利益は前年比51.4%減の14億4000万豪ドル(9億1973万米ドル)となった。2008年10月21日、シドニーで撮影(2020年 ロイター/Tim Wimborne)

[27日 ロイター] - 豪銀大手ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) が27日発表した2020年度上半期(10─3月)のキャッシュ利益は前年比51.4%減の14億4000万豪ドル(9億1973万米ドル)となった。新型コロナウイルス感染拡大などを受けて貸倒引当金を積み増したことが響いた。

貸倒引当金繰入額は10億4000万豪ドルに上った。新型コロナによる融資先企業への悪影響や昨年発覚した一連の不祥事に対する顧客への補償を踏まえた。

中間配当は64%引き下げ、0.30豪ドルとした。新型コロナウイルスで先行き不透明感があることから、豪健全性規制庁(APRA)が国内銀行に減配するか配当を見送るよう要請していた。NABはまた、新型コロナで融資先企業が受ける打撃を見越し、現金保有を高めるため、将来に向けた引当金を20億豪ドル超に増やす方針も示した。

機関投資家向けの割引価格での新規株式発行、ならびに条件を満たした既存株主への追加株式発行で最大35億豪ドルを調達する計画も明らかにした。

NABは5月7日に予定していた決算発表を前倒しした。通知から数分後の発表となったため、市場の意表を突いた。

ロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)は「新型コロナ感染症がもたらした急速で前例のない大混乱に対処するため、断固とした行動を取っており、同時に当社の長期戦略を明確にした」と説明した。

同行によると、マキューアンCEOやフィリップ・クロニカン会長を含む取締役は報酬の20%を返上する。

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