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豪競争消費者委、グーグルの個人情報利用巡り連邦裁に申し立て

ロイター / 2020年7月27日 16時28分

7月27日、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、米アルファベット傘下のグーグル<GOOGL.O>が豪国内のユーザーの個人情報を明確な同意なしにマーケティングのために利用したとして、連邦裁判所に申し立てを行った。写真はグーグルのロゴ。4月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は27日、米アルファベット傘下のグーグル が豪国内のユーザーの個人情報を明確な同意なしにマーケティングのために利用したとして、連邦裁判所に申し立てを行った。

ACCCは、グーグルが2016年に、グーグルアカウントの個人情報と、サードパーティーのサイトでユーザーが行うアクティビティーの情報を結び付けてデジタル広告を展開したことについて、ユーザーの承諾を得なかったほか、通知もしなかったとしている。

ACCCのシムズ会長は、このようなユーザーに誤解を与えるような行為によって、グーグルは市場における強い力を手にし「多額の利益を得た」と批判。

「グーグルは、グーグルと関係のないウェブサイトでの行動を含む、大量の個人情報をどのように活用するのかについて、オーストラリアの消費者を欺いたと、われわれは認識している」とした。

これに対しグーグルは、同社による情報利用を受け入れるかどうかは任意で、容易に理解できる通知文を通じて同意を得ている、と反論した。

ACCCのシムズ会長は、グーグルに対して「数百万規模」の罰金を科すことを求めていくと述べたが、具体的な金額には触れなかった。

データのプライバシー問題については、世界的に規制強化の動きが強まっており、欧米では最近、ハイテク企業によるユーザーデータの扱いを巡る議論が活発になっている。

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