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中国・新三板市場にミニIPO銘柄上場、資本市場の深化期待

ロイター / 2020年7月27日 16時27分

 7月27日、中国の「新三板市場」で、32のミニIPO(新規株式公開)銘柄が上場。値動きは荒く、サーキットブレーカーも発動されている。写真は北京で1月撮影(2020年 ロイター/JASON LEE)

[上海 27日 ロイター] - 中国の「新三板市場」で27日、32のミニIPO(新規株式公開)銘柄が上場。値動きは荒く、サーキットブレーカーも発動されている。

32社は大半が小規模な民営企業で32社合わせたIPO調達額は95億元(13億6000万ドル)。

前場終了時点で20銘柄がIPO価格を下回り、残り12銘柄は上回った。

ワクチン製造会社Winsun Bioが64%急伸する一方、Ningxia Kai Tian Gas Development Coは16%安。30%、60%上昇ないし下落しサーキットブレーカーが発動される銘柄がいくつかあった。

中国株式市場で上場初日に下落するのは珍しい。

新三板市場へのベテラン投資家、Zhou Yunnan氏は、きょうの動きには驚いたと述べ「投資家の今後の投資戦略に影響を与えるだろう」と指摘した。

新三板市場は、革新的な民間スタートアップの資金調達を支援する取り組みの一環で当局が改革を実施し、株式売り出しに関する規則を修正したり、ミューチュアル・ファンドなどに門戸を開き投資家のすそ野が広げた。

当局は多層的な資本市場を構築しようとしており、新三板市場は、中国版ナスダックと呼ばれる「科創板」や新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」の予備軍を育む場という意味合いも持つ。

中国証券監督管理委員会(CSRC)のYan Qingmin副主席は27日の上場式典で、「規制された透明で活力あり弾力性のある」資本市場の構築を目指していると述べた。

適格投資家は2019年末時点の5倍の160万人となり、32社のIPOへの応募率は平均172倍だった。

ミニIPO市場に投資するミューチュアルファンド商品を初めて組成した華夏基金管理の幹部は、新三板市場の改革は中国の経済構造改革にとって重要だとし、「今後どんどんミューチュアルファンドが参入して資金が流入するだろう」と述べた。

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