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ドイツ、高リスク国からの帰国者にコロナ検査義務化へ

ロイター / 2020年7月28日 2時54分

ドイツで新型コロナウイルス感染が再び拡大し、24日の新規感染者数が2カ月ぶりの高水準となる中、リスクが高い国から帰国する人に対する検査の義務化に向けた圧力が高まっている。デュッセルドルフ空港で27日撮影(2020年 ロイター/WOLFGANG RATTAY)

[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ政府は27日、米国やトルコを含む130の高リスク国からの帰国者に対し、新型コロナウイルス検査を義務化する計画を発表した。

夏の観光シーズンがたけなわを迎える中、ドイツでも感染が再び拡大しており、24日の新規感染者数は815人と、2カ月ぶりの水準に増加。感染拡大第2波の発生が警戒されている。

シュパーン保健相は「帰国者が気付かないうちに感染を広げることは防がなければならない」と指摘。首相府のブラウン長官は「感染拡大の抑制は秋や冬よりも夏の方が円滑に実施できる兆候が示されている」とし、後から対応するのは一段と困難になると述べた。

ドイツ政府は24日、リスクが高い国から帰国する人について、希望する場合に無料の新型ウイルス検査を実施することで合意した。バイエルン州のゼーダー州首相は検査の義務化が必要と主張しており、要求が聞き入れられた格好となった。

バイエルン州では農業従事者を中心に感染が拡大。全ての季節労働者に対する新型ウイルス検査を義務付けたほか、農業従事者に対する検査体制を拡充した。

英国はスペインで新型ウイルス感染が再び急増していることを受け、25日からスペインからの全ての入国者に対する検疫を強化し、14日間の隔離措置を講じると発表。欧州の夏の観光シーズンへの影響が懸念されている。

*内容を追加しました。

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