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トランプ氏が富士フイルムの工場視察、ワクチン開発に楽観的見方

ロイター / 2020年7月28日 7時54分

 トランプ米大統領は7月27日、ノースカロライナ州モリスビルにある富士フイルムの工場を視察し、新型コロナウイルスのワクチンが今年末までに開発される可能性について、楽観的な見方を示した(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[モリスビル(米ノースカロライナ州) 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、ノースカロライナ州モリスビルにある富士フイルムの工場を視察し、新型コロナウイルスのワクチンが今年末までに開発される可能性について、楽観的な見方を示した。

同工場では、ワクチン開発に向けた作業が行われている。トランプ大統領は、ワクチン開発の可能性を巡り「非常にポジティブなことを聞いている。年末までにはとても良い状態になるだろう」などと述べた。

また、景気回復への自信を示した上で「(各州)知事は経済活動を再開させるべきだ」と訴えた。

トランプ大統領は工場視察の際にマスクを着用した。同氏は今月11日、米軍医療施設を訪問した時に初めてマスクを着用しており、公の場でマスク姿を披露するのは今回で2度となる。

トランプ大統領は「すべて米国民が正しい行いをすると確信しているが、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、衛生管理の徹底、人混みや屋内バーの回避、必要に応じたマスク着用を強く推奨する」と語った。

トランプ大統領のコロナへの対応を巡っては、国民の多くが不十分だと不満を持っており、世論調査でも支持率低下が鮮明になっている。こうした中、大統領選激戦区ノースカロライナ州の工場視察は、コロナ対応に尽力している姿勢を有権者に印象付ける狙いがあるとみられる。

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