トランプ氏、退任後初の集会 24年大統領選再出馬の可能性示唆
ロイター / 2021年6月28日 8時41分
6月26日、トランプ前米大統領は、退任後初の集会を中西部オハイオ州で開き、バイデン政権の移民政策を批判、2022年中間選挙での共和党の議会多数派奪還に向け、自身が推す候補者への支持を呼び掛けた。(2021年 ロイター/Gaelen Morse)
[ウェリントン(米オハイオ州) 26日 ロイター] - トランプ前米大統領は26日、退任後初の集会を中西部オハイオ州で開き、バイデン政権の移民政策を批判、2022年中間選挙での共和党の議会多数派奪還に向け、自身が推す候補者への支持を呼び掛けた。
トランプ氏は数千人の支持者を前に、20年11月の大統領選で自身が敗北したのは不正によるものだとの根拠のない主張を繰り返し、24年の大統領選に再出馬する可能性を示唆した。
「われわれは2度選挙に勝利した。3度目も勝たなければならないかもしれない」と述べた。
トランプ氏の再出馬は、さまざまな法的トラブルの影響を受ける可能性がある。ニューヨーク・タイムズ紙が25日、複数の関係者の話として報じたところによると、ニューヨーク州マンハッタン地区検察のサイラス・バンス検事は、トランプ氏一族が経営するトランプ・オーガニゼーションとその最高財務責任者(CFO)の起訴を検討している。
トランプ氏は集会で、共和党が有権者の支持を集めるために重点を置いている移民問題を中心にバイデン政権を批判。「何百万人もの人々がわが国に入ってきているが、彼らが誰なのか全く分からない。バイデン氏はわれわれとは正反対のことを行っている」と述べた。
また、議会で共和党の多数派奪還を目指す意向を表明。「われわれは下院と上院を取り戻し、米国を取り戻す」と語った。
22年の中間選挙では、民主党が両院でかろうじて多数派を握っている状況が争点となり、歴史的に見ると共和党が議席を増やす可能性が高い。
今回の集会でトランプ氏は、予備選挙で共和党の候補者指名を争う元側近のマックス・ミラー氏を応援。同氏が対抗する共和党現職のアンソニー・ゴンザレス議員は、トランプ氏の弾劾に賛成票を投じた下院共和党議員10人の1人で、トランプ氏は10人全員の追い落としを目指している。
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