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米通商代表にグリア氏指名、トランプ氏発表 元USTR高官

ロイター / 2024年11月27日 12時41分

トランプ次期米大統領は26日、通商政策を所管する米通商代表部(USTR)代表にジェミソン・グリア氏(写真右)を指名すると発表した。チリのビニャ・デル・マールで2019年5月撮影(2024年 ロイター/RODRIGO GARRIDO)

Jasper Ward David Lawder

[26日 ロイター] - トランプ次期米大統領は26日、通商政策を所管する米通商代表部(USTR)代表にジェミソン・グリア氏を指名すると発表した。

グリア氏は国際貿易法を専門とする弁護士で、第1次トランプ政権で当時のライトハイザーUSTR代表の首席補佐官を務めた。

トランプ氏は声明で「ジェミソンは巨額の貿易赤字の抑制や製造業、農業、サービス業の保護、輸出市場の開拓に焦点を当てる」とした。

トランプ氏は25日、就任初日にメキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課し、中国からの輸入品に追加で10%の関税を課すと表明した。不法移民や違法薬物取引を巡る懸念を理由に挙げた。

グリア氏の対中姿勢はトランプ氏やライトハイザー氏の姿勢とほぼ一致している。米国の雇用や産業を保護するため中国に厳しい措置を取る必要があると主張している。

グリア氏は5月に経済・安全保障調査委員会での証言で米中間の貿易条件を平等にするために「関税の適用拡大」と米国の機密分野の技術保護に向けた輸出管理の強化を訴えた。

電気自動車(EV)や電池、半導体などの戦略的産業を保護するためのバイデン政権の中国製品への関税引き上げを評価したが、より強力な措置が必要だと述べた。

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