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米FTC委員長、全職員にオフィスでのフルタイム勤務を要求

ロイター / 2025年1月27日 9時8分

 1月24日、米連邦取引委員会(FTC)のファーガソン委員長は、全ての職員に対してオフィスに出勤するフルタイム勤務に戻るように命じた。写真は、FTCのビル。2012年1月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Gary Cameron)

[24日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)のファーガソン委員長は24日、全ての職員に対してオフィスに出勤するフルタイム勤務に戻るように命じた。現在はFTC職員の約80%が週の大半を在宅で勤務しており、職員からフルタイム勤務に戻ることへの不安が出ているのをはねのけた。

トランプ大統領は、連邦政府職員に対してオフィスへの復帰を命じる大統領を出していた。ロイターが確認したFTC内部のメモによると、ファーガソン氏はトランプ氏の大統領令は選挙公約の実現であるとし、今年3月3日までに職員がフルタイムでオフィスに戻ることを求めた。

ファーガソン氏は新型コロナウイルス禍が収まったこと以外にも、在宅勤務が「FTCを連邦政府で最も働きやすい場所の一つにしてきた豊かでユニークな文化を損なっている」と批判。「ベテランやメンターとの対面での会話ではなく、コンピューター画面を介したやり取りがほとんどである場合は新入社員が仕事を覚えるのは非常に困難だ」と主張した。

一方、2023年にはFTC職員の79%が週に3日または4日の在宅勤務をしており、これは政府全体の中規模機関の47%、政府全体の23%と比べても高い。今回のフルタイム出勤の義務化によって職員が辞めることになれば、より多くの職員を失う可能性があることを示唆している。

FTCは米アマゾン、メタ・プラットフォームズ、ペプシコなどの大企業に対する訴訟を抱えており、今後数年間にわたって大量の任務を抱えている。

現在はブライアン・ケーブ・ライトン・ペイズナーのパートナーである元FTC弁護士、デビッド・シュワルツ氏はFTCの案件が進行している中で、ファーガソン氏によるフルタイム出勤義務化の命令で職員が退職すればFTCの機能に大きな打撃を与えるとの見方を示した。

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