AI関連ETFが大幅下落、中国ディープシークの影響懸念
ロイター / 2025年1月28日 7時56分
1月27日、 中国の人工知能(AI)企業であるディープシークが低コスト生成AIモデルを開発したことを受け、米株式市場ではAI半導体大手エヌビディアが売り込まれ、AI分野に焦点を当てた上場投資信託(ETF)も大幅下落した。写真はディープシークのロゴ。27日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Suzanne McGee
[27日 ロイター] - 中国の人工知能(AI)企業であるディープシークが低コスト生成AIモデルを開発したことを受け、27日の米株式市場ではAI半導体大手エヌビディアが売り込まれ、AI分野に焦点を当てた上場投資信託(ETF)も大幅下落した。
エヌビディアは17%急落し、フィラデルフィア半導体指数は2020年3月以来の大幅な下落率を記録した。
エヌビディアの株価の日次変動率の2倍の投資成果を目指す4つのETFが最も下落。グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETFは34.5%安を付けた。
グラナイトシェアーズの創設者兼最高経営責任者(CEO)のウィル・リンド氏は「エヌビディアで起きたことを踏まえれば、こうした動きは予想されたことだ。とはいえ、資金流出や資金流入がどの程度なのかは市場が閉まるまでわからない」と述べた。
エヌビディアへのエクスポージャーが大きい他のレバレッジETFも同様に売られた。ダウ・ジョーンズ米国半導体指数の2倍のリターンを目標とし、資産の40%以上をエヌビディアに投資しているプロシェアーズ・ウルトラ半導体ETFは一時24.43%安を付けた。
モーニングスターのETFアナリスト、ブライアン・アーマー氏は「単一銘柄ETFのギャンブラーが求めているのはボラティリティーだ。今、嫌な思いをした投資家は将来的に離れていくかもしれないが、他の投資家に取って代わるだろう」と指摘。一般的なアクティブ運用ETFの手数料が0.4%程度であるのに対し、レバレッジETFは1%近くと高いため、リテールトレーダーや投機家の領域だと付け加えた。
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