米、対イラン制裁の猶予措置を一部解除へ
ロイター / 2020年5月28日 11時57分
5月28日、米政府は27日、対イラン制裁の一部の猶予措置を解除すると発表した。これまでロシア・中国・欧州企業に対し、イラン原発施設の軍事転用を難しくする作業を認めていたが、7月27日付でこの猶予措置を解除する。写真はオーストリアで2015年7月撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 27日 ロイター] - 米政府は27日、対イラン制裁の一部の猶予措置を解除すると発表した。これまでロシア・中国・欧州企業に対し、イラン原発施設の軍事転用を難しくする作業を認めていたが、7月27日付でこの猶予措置を解除する。
対象はアラクの重水研究炉の改造工事、テヘラン研究炉への濃縮ウラン供給、使用済み核燃料スクラップの国外搬出。
もともとは核兵器用の核分裂性物質の生産を難しくするために始められた一部の作業が中断されることになるが、ポンペオ米国務長官は、なぜ今回の決定を下したのか具体的な理由を説明していない。
ただ同長官は、ロシアが建設したブシェール原発の安全性を確保するための外国企業の工事については、猶予措置を90日間延長する方針を示した。
総合的には、イランに「最大限の圧力」をかける米政府の政策を強化する狙いがあるとみられる。
米国務省のイラン担当特別代表、ブライアン・フック氏は記者団に「われわれの圧力により、イラン指導部は交渉に応じるか、経済を破綻させるかの二者択一を迫られている」と述べた。
ポンペオ長官は大量破壊兵器の拡散に関与した疑いがあるとして、イラン原子力庁の当局者2人に対する制裁も発表した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1フランスTGVの破壊行為、アタル首相「組織的に準備され連携されていた」…数日間は鉄道網混乱
読売新聞 / 2024年7月26日 23時52分
-
2銃撃現場で「再び集会を開く」 トランプ氏投稿、時期言及せず
共同通信 / 2024年7月27日 8時4分
-
3黒人生徒を「奴隷オークション」、南ア学校で人種差別的いじめか
AFPBB News / 2024年7月27日 11時7分
-
4パリ五輪開会式の五輪旗の掲揚で〝ミス〟 上下逆に「恥ずかしい瞬間生み出した」
産経ニュース / 2024年7月27日 14時45分
-
5パリ五輪開会式成功も戦争の影落とす イスラエル選手団にブーイング、テロにおびえる市民
産経ニュース / 2024年7月27日 11時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください