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英国が平壌の大使館を一時閉鎖、コロナ制限で運営維持不可能に

ロイター / 2020年5月28日 14時39分

<description role="descRole:caption"> 5月28日、英国のコリン・クルックス駐北朝鮮大使は、平壌の大使館を一時閉鎖し、大使館員全員が北朝鮮から出国したことを明らかにした。写真は北朝鮮の国旗。ジュネーブで2017年6月撮影(2020年 ロイター/Pierre Albouy) </description>

[ソウル 28日 ロイター] - 英国のコリン・クルックス駐北朝鮮大使は28日、平壌の大使館を一時閉鎖し、大使館員全員が北朝鮮から出国したことを明らかにした。北朝鮮で厳しい新型コロナウイルス制限が取られる中、外国代表団の出国が相次いでいる。

クルックス大使はツイッターに「平壌の英国大使館が2020年5月27日に一時閉鎖され、全ての外交スタッフがDPRK(北朝鮮)から当面離れた」と投稿した。

英外務省は発表文で「北朝鮮への入国制限により、スタッフの交代と大使館の運営維持が不可能になっている」ことが理由だと説明。英国は北朝鮮との外交関係を維持しており、できるだけ早期に平壌におけるプレゼンスの再確立を目指すとした。

ソウルに拠点を構えるNK Newsが匿名の情報源の話として伝えたところによると、英外交官らは陸路で中国に出国したという。

北朝鮮はこれまで、新型コロナ感染を一例も確認していないが、ほぼ全ての国境を越えた移動を禁じているほか、外国人を数週間隔離している。

3月にはドイツとフランスを含む複数の国が北朝鮮から代表団を引き揚げさせ、北朝鮮での業務を停止させた。

平壌にとどまっている外国の外交官の1人であるスウェーデンのヨアキム・ベルイストロム駐北朝鮮大使は28日、「(平壌で)新たな仕事日が始まる」とツイートした。

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