ルノー向け融資まだ承認せず、拠点閉鎖が最後の手段に＝仏財務相

　５月２８日、フランスのルメール経済・財務相は、ルノー向けの５０億ユーロ融資計画を政府としてまだ承認しておらず、同社の拠点閉鎖や人員削減が最後の手段になる可能性があると述べた。写真はルノーのロゴ。パリ近郊で２６日撮影（２０２０年　ロイター／Benoit Tessier）

［パリ　２８日　ロイター］ - フランスのルメール経済・財務相は２８日、自動車大手ルノー 向けの５０億ユーロ（５５億ドル）融資計画を政府としてまだ承認しておらず、同社の拠点閉鎖や人員削減が最後の手段になる可能性があると述べた。

同相はテレビ「フランス２」に対し、「拠点閉鎖が最後の手段とならざるを得ない」と述べた。

マクロン仏大統領は今週、ルノーの国内人員・拠点を巡る経営陣と労組の協議がまとまるまで政府として融資を承認しないと表明した。政府は同社株を１５％保有している。