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安倍首相が辞任の意向固める、持病が悪化 後任選出まで執務

ロイター / 2020年8月28日 17時9分

 8月28日、安倍晋三首相が28日、辞任する意向を固めた。持病が悪化し、職務を続けるのは困難と判断した。写真は都内での5月の代表撮影(2020年 ロイター)

[東京 28日 ロイター] - 安倍晋三首相が28日、辞任する意向を固めた。持病が悪化し、職務を続けるのは困難と判断した。首相から報告を受けた与党・自民党と公明党の幹部が明らかにした。

<07年に続き再び辞任>

自民党本部で記者団の取材に応じた世耕弘成参議院幹事長によると、安倍首相は臨時代理を置かず、後任が選ばれるまで執務に当たる意向を示したという。後任を選出する具体的な方法については、幹事長に一任となったとしている。

安倍首相は午後5時から記者会見を予定しており、辞任の意向を固めた理由を説明するとみられる。首相は第一次政権時の2007年にも辞任している。

首相は今月17日と24日、東京・信濃町の慶応大学病院を日帰り検診で訪れた。17日は約7時間半にわたって同病院に滞在。24日は3時間半ほどで官邸に戻った後、記者団に対し、「(結果などについては)またお話をさせていただきたい」と述べていた。

首相は第一次政権時の2007年、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して退陣している。今回2週連続で病院を訪問したことで、さまざまな観測が広がり、与野党でも会見への注目が高まっていた。

首相が辞任の意向を表明したことについて、自民党の稲田朋美幹事長代行は「経済、外交、安全保障を再生されたことに敬意と感謝の気持ちだ」と語った。

東京都の小池百合子知事は、「コロナウイルス対策、オリンピック・パラリンピックなど国との連携を図りながら取り組みを進めていかなければならないテーマが多々ある」とし、今後について「国としっかり連携をとるということは変わりなく進めていきたい」と語った。

<街の声は>

証券会社に勤務する小島直人さん(55)はロイターに対し、「外交で外国といろいろ交渉し、賛否両論あったが、良いことの方が多かったと思う。十分頑張ったのでお疲れ様でしたと言いたい」と語った。

俳優の岩田怜士さん(24)は、「新型コロナもあってずっと働いていたと思う。いろいろ批判はあると思うが、国のために頑張ってくれたので少し残念に思う」と述べた。

*内容を追加しました。

(竹本能文、久保信博、新田裕貴 編集:石田仁志)

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