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ブラジル中銀、政策金利を据え置き フォワードガイダンス維持

ロイター / 2020年10月29日 7時36分

[ブラジリア 28日 ロイター] - ブラジル中央銀行は28日、政策金利を過去最低の2.00%に据え置いた。据え置きは市場の予想通り。借り入れコストを長期にわたり低水準に維持する「フォワードガイダンス」を維持する一方、最近のインフレ率上昇を注視しているとも表明した。

金利据え置きの決定は全会一致だった。ロイター調査ではエコノミスト31人全員が据え置きを予想していた。

金融政策委員会(COPOM)は声明で、食品・石油価格や根強いレアル安によって短期的に物価上昇圧力が強まっていると指摘。ただ、こうした状況は「一時的」との見方を示した。

追加利下げの可能性は排除しなかったものの、緩和余地は小さいとした。また、フォワードガイダンスが正当化される状況は続いており、2022年までの期間においてインフレ期待は目標を「著しく」下回っていると指摘した。

COPOMは異なる金利と為替レートに基づく2つのシナリオを用いた予測で、インフレ率が今年3.1%に達し、22年には3.8%に上昇するとの見通しを示した。

9月時点での予測では、今年のインフレ率は約2.1%、22年は3.3%になるとの見通しを示していた。

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