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タイ、11月にワクチン接種済み訪問者の隔離義務緩和 観光回復へ

ロイター / 2021年9月28日 9時45分

9月27日、タイ当局は、バンコクと他の9地域について、11月1日から新型コロナウイルスワクチン接種を完了した訪問者に対する隔離義務を撤廃すると発表した。写真はプーケットで7月撮影(2021年 ロイター/Jorge Silva)

[バンコク 27日 ロイター] - タイ当局は27日、バンコクと他の9地域について、11月1日から新型コロナウイルスワクチン接種を完了した訪問者に対する隔離義務を撤廃すると発表した。同国は、ワクチン接種率引き上げと、打撃を受けている観光部門の回復を目指している。

対象には、チェンマイ、パンガー、クラビ、ホアヒン、パタヤ、チャアムなどの観光地が含まれる。これに先立ち、7月にはプーケットとサムイ島で試験的な観光客受け入れが始まり、成功している。

タイの主要部門である観光産業は約18カ月にわたる厳しい入国規制などで壊滅状態にあり、国は外国人観光客の呼び戻しを熱心に模索している。2019年に同国を訪れた観光客は4000万人だった。

またコロナ専門チームによると、10月1日からは全土で、ワクチン接種済み入国者の隔離期間がそれまでの半分の7日間に、未接種者については10日間に短縮される。

さらに同日からバンコクなど最高レベルの規制が敷かれている29地域の制限を一段と緩和し、スパや図書館、映画館、屋内スポーツ施設、ネイルサロンなど、より多くの営業や活動の再開を認めるという。

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