エネルギー移行、円滑には進んでいない=アラムコCEO
ロイター / 2022年1月28日 12時27分
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は27日、エネルギー移行が円滑には進んでいないと発言、増大する需要を新エネルギーで賄えるようになるまで、原油・ガスへの投資が必要だとの認識を示した。写真は2021年10月撮影。(2022年 ロイター/Ahmed Yosri)
[ドバイ 27日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は27日、エネルギー移行が円滑には進んでいないと発言、増大する需要を新エネルギーで賄えるようになるまで、原油・ガスへの投資が必要だとの認識を示した。
同CEOは、インドネシアで開かれたエネルギー会議にオンラインで出席し「持続可能な未来のエネルギーに移行するため、円滑なエネルギー移行が絶対に不可欠だという点で誰もが一致しているが、それを実現する上で生じる複雑な課題を考える必要もある」と発言。「現在の移行が円滑に進んでいないことを認めなければならない」と述べた。
アラムコは、同社の事業から生じる温暖化ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げる一方、炭化水素の生産能力も増強し、持続可能な最大生産能力を日量1300万バレルに引き上げている。
同CEOは、従来型エネルギーの需要が「かなりの間」続く可能性が高く、新エネルギーと並行して炭化水素への投資も進める必要があると述べた。
「世界経済の回復が始まり、石油・ガス需要が回復しているが、石油・ガスへの投資が減少しているため、供給が遅れている。このため、欧州とアジアの一部で市場が非常にタイトになっている」と発言。
「新エネルギーの開発が進み、増大する世界のエネルギー消費に現実的かつ大規模に対応できるようになるまで、既存のエネルギーと新エネルギーの双方への投資を継続することを提案する」と述べた。
この記事に関連するニュース
-
パリ協定再離脱、米石油・ガス業界は反対 トランプ政権と異例の不協和音
ロイター / 2025年1月23日 7時51分
-
アラムコ、エネルギー移行のための重要鉱物資源開発合弁事業を
共同通信PRワイヤー / 2025年1月17日 9時42分
-
モーリタニア・セネガル海域をまたぐ海底ガス田が始動(モーリタニア、セネガル)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月16日 0時45分
-
AMグリーンとDPワールドが提携し、インドをグリーン分子のグローバルハブとして確立します
共同通信PRワイヤー / 2025年1月15日 9時48分
-
米大統領、周辺海域で石油・ガス掘削禁止 トランプ政権移行前に
ロイター / 2025年1月7日 3時21分
ランキング
-
1トランプ氏が鑑賞していた「花火」も中国製だった 最大の輸出先はアメリカなのに…“追加関税発動”で中国・花火の街からも不安の声
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 16時46分
-
2「南モンゴルのマンデラ」緊急搬送「注視を」楊海英氏、中国の軟禁下もノーベル平和賞候補
産経ニュース / 2025年2月5日 14時30分
-
3ロシア、トランプ氏の発言歓迎 ウクライナのNATO加盟巡り
ロイター / 2025年2月5日 19時27分
-
4トランプ氏の「ガザ所有」は国際法違反の可能性…ジュネーブ条約で強制移住を禁止
読売新聞 / 2025年2月5日 20時48分
-
5トランプ氏の放水命令で数十億リットルの水が無駄に 専門家
AFPBB News / 2025年2月5日 12時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)