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午後3時のドルは149円前半で小幅安、介入警戒が上値抑える

ロイター / 2023年9月28日 15時20分

 9月28日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(149.62/149.65円)に比べてドル安/円高の149円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2023年 ロイター/Rick Wilking)

Hiroko Hamada

[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(149.62/149.65円)に比べてドル安/円高の149円前半で推移している。ドルが高値圏で推移し150円が目前となる中、依然として介入警戒感がくすぶっており、ドル/円の上値を抑えた。東京株式市場で日経平均が一時600円超安となったことで、リスク回避の円買いが重しとなったとの指摘もあった。

ドルは朝方からもみ合いが継続。時間外取引で米10年債利回りが小幅に低下していたこともあり、上値の重さが意識された。

市場では「ここ数週間は、実需のフローが仲値で出てしまった後は様子見姿勢が強まっている」(国内金融機関・為替営業担当)として、フロー自体も少なめとの意見があった。

午後に入ると、日経平均が一時690円以上値下がりするなどリスクオフムードが高まり、円買いが入ったのではないか、との指摘もあった。ドルは一時、149.26円まで下落したが、「(ドルが)下がったところでは買いたいという投資家は多い」(同)といい、どんどん水準を切り下げる展開にはならなかった。

トレイダーズ証券の市場部長・井口喜雄氏は、日米の金融政策の差が鮮明なことから「ドルが150円を付けるのは時間の問題ではないか」と指摘する。マーケットでは政府による介入の警戒感が根強い一方で、「介入が入って5円程度下がったところでドルを買いたいというのが(投資家の)本音」(井口氏)だとして、介入待ちのムードも強いという。実弾介入があっても、ドル高/円安の基調は変わらないのではないか、との見方が示された。

ユーロ/ドルは1.0507ドル付近で、朝方から一進一退の値動き。ユーロは節目の1.06ドルを割り込んだことでダウントレンド入りしたとの指摘もあった。ユーロ/円は157円近辺で、前日のニューヨーク市場終盤からじり安となっている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.33/149.36 1.0507/1.0511 156.92/156.97

午前9時現在 149.49/149.50 1.0504/1.0508 157.05/157.06

NY午後5時 149.62/149.65 1.0500/1.0504 157.14/157.18

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