今年の独GDP、-0.6%に下方修正 5機関の秋季合同予測
ロイター / 2023年9月28日 18時9分
9月28日、 IFO経済研究所などドイツの4機関とオーストリアの1機関が発表した秋季の「合同経済予測」で、今年のドイツの国内総生産(GDP)が0.6%のマイナス成長に下方修正された。フランクフルトで8月撮影(2023年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 28日 ロイター] - IFO経済研究所などドイツの4機関とオーストリアの1機関が28日発表した秋季の「合同経済予測」で、今年のドイツの国内総生産(GDP)が0.6%のマイナス成長に下方修正された。
春季予測ではプラス0.3%と予想していた。金利上昇が経済に打撃を与え、高インフレが消費を圧迫していることが背景。
ハレ経済研究所(IWH)は「今回の修正の最大の理由は、産業・個人消費の回復が春時点の予想より遅いことだ」と指摘した。
合同経済予測によると、企業心理が最近再び悪化しており、全体として今年第3・四半期に生産が大幅に落ち込んだことが示されている。
第3・四半期のGDP予想は0.4%のマイナス成長。第2・四半期はゼロ成長だった。
ただ、物価高を受けて賃金が上昇しており、エネルギー価格も下落している。輸出業者はコスト増加分の一部を転嫁しており、購買力は上向きつつある。今年第4・四半期のGDPは0.2%のプラス成長になる見通しという。
来年のGDP予想は1.3%増で前回の1.5%増から引き下げられた。2025年の予想は1.5%増。
その後は労働力の縮小で潜在成長率の低下が一段と顕著になる見通し。
インフレ率予想は、今年が6.1%、来年が2.6%。昨年は6.9%だった。25年の予想は1.9%。
コアインフレ率の予想は今年が6.1%、来年が3.1%。
合同経済予測はIFO経済研究所、ハレ経済研究所、キール世界経済研究所、RWIライプニッツ経済研究所、オーストリア経済研究所がまとめた。
この記事に関連するニュース
-
【経済予測】IMFによる〈日本の24暦年実質GDP成長率見通し〉は+0.7%へ。前回発表から下方修正されるも「まだ高すぎ」【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月24日 7時0分
-
インフレ率は順調に低下するも、世界経済は足踏み、IMF経済見通し(世界)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月23日 1時30分
-
国際通貨基金「2024年世界経済」最新予測…フィリピンは成長率「アジア2位」の見通し
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月22日 7時15分
-
ユーロ圏インフレ率、26年に2%下回る可能性=ECB専門家調査
ロイター / 2024年7月19日 18時52分
-
日銀にまた逆風~「ゲタ」に変化、7月「展望レポート」24年度成長率見通しは下振れ必至~(愛宕伸康)
トウシル / 2024年7月3日 8時0分
ランキング
-
1カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
2「みどりの窓口は減ったけど、便利になったね」は不可能か いや、やればできるはず
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月27日 7時30分
-
3ヨーカドーの商品7000点が最短30分で届く…ネットスーパー最大の欠点を解消した「鬼速のOniGo」のカラクリ
プレジデントオンライン / 2024年7月28日 8時15分
-
4『秘密のケンミンSHOW』で圧倒的に登場回数が多い都道府県は?北海道でも、沖縄県でもない、納得のワケ【齋藤孝が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月27日 8時0分
-
5渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)