アンゴラのダイヤモンド鉱山で新規採掘開始、需要低迷にもかかわらず
ロイター / 2023年11月28日 11時50分
アンゴラ政府は27日、ダイヤモンド需要が世界的に低迷する中、ルロ鉱山で新規採掘を正式に開始したと発表した。写真は10月30日、ベルギーのアントワープで撮影(2023年 ロイター/Johanna Geron)
Miguel Gomes
[ルアンダ 27日 ロイター] - アンゴラ政府は27日、ダイヤモンド需要が世界的に低迷する中、ルロ鉱山で新規採掘を正式に開始したと発表した。ルロ鉱山は同国最大で、推定埋蔵量も世界最大級とされている。
アンゴラ国営ダイヤモンド採掘会社カトカは、2013年にルロ鉱山でダイヤモンド鉱床を発見。半世紀以上にわたるダイヤ産業において最大規模の発見とされている。
カトカは、ルロ鉱山の推計ダイヤ埋蔵量は6億2800万カラットで、鉱山寿命は60年と説明。24年の生産計画については明らかにしなかった。
初期のダイヤモンド鉱石処理能力は年間400万トンで、数年かけて段階的に1200万トンに引き上げる計画だ。試験段階で、すでに500万カラットを採掘したという。
ダイヤ原石の需要は数カ月間低迷。世界のダイヤ加工・研磨の9割を占めるインドは蓄積在庫を管理するため、生産会社に原石販売を停止するよう求めている。
カトカはルロ鉱山の権益50.5%を保有。制裁下で打撃を受けているロシアのダイヤ最大手アルロサは、カトカの株式41%を保持している。
*システムの都合で再送します。
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