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日経平均は小幅続落、高値警戒が継続 先高観支えに下げ渋りも

ロイター / 2023年11月28日 15時30分

 11月28日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比39円28銭安の3万3408円39銭と小幅に続落して取引を終えた。写真は2015年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比39円28銭安の3万3408円39銭と小幅に続落して取引を終えた。新規の材料に乏しい中で、大型株を中心に高値警戒による利益確定売りが優勢だった。一方、先高観が下値を支え、売り一巡後は下げ渋った。

日経平均は前営業日比72円高と小幅高で寄り付いた後、一時98円高まで上げ幅を拡大した。もっとも、買いの勢いは続かず、短時間でマイナスに転じた。売りも買いも材料がない中、高値警戒の売りが出た一方、下値では先高観に基づく買いが支えになった。

ドル/円が148円前半に円高となり、自動車など輸出関連株が弱かった。一方、小売など内需株の一角は底堅かった。半導体関連はまちまち。

指数が値下がりする中、プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を上回った。市場では「先物主導で日経平均は上げてきたが、大型株の上昇が一服する中、中小型株に物色が向かった」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との指摘があった。大型株のTOPIX100は0.35%安の一方、中型株のTOPIXミッド400は0.09%安と下げは限定的で、小型株のTOPIXスモールは0.43%のプラスだった。

日経平均は一時149円安に下落したが、大引けにかけて下げ幅を縮めた。

今晩は複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言機会が予定される。市場では、米国の利上げ終了や来年の利下げへの思惑があるが「楽観的な見方をけん制するコメントが出る可能性もあり、注意が必要」(国内証券・ストラテジスト)との意見が聞かれた。

TOPIXは0.21%安の2376.71ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.22%安の1223.04ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆3462億9200万円だった。東証33業種では、値上がりは水産・農林やパルプ・紙、ゴム製品など17業種で、値下がりは証券や保険、海運など16業種だった。

トヨタ自動車グループの複数企業の売り出しが報じられたデンソーは大幅安。シャープは軟調だった。一方、双日やさくらインターネットは堅調。しまむらは年初来高値を更新した。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.24%安の711.12ポイントと、続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが970銘柄(58%)、値下がりは635銘柄(38%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 33408.39 -39.28 33520.39 33,298.04─3

3,545.85

TOPIX 2376.71 -5.05 2385.48 2,367.96─2,

386.44

プライム市場指数 1223.04 -2.70 1228.08 1,218.71─1,

228.08

スタンダード市場指数 1157.71 +4.08 1154.82 1,154.19─1,

158.42

グロース市場指数 904.68 -1.83 907.59 900.17─908.

46

グロース250指数 711.12 -1.71 713.81 707.34─714.

51

東証出来高(万株) 131365 東証売買代金(億円 33462.92

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