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ガザでは爆撃より病気での死者数が多くなる恐れも=WHO

ロイター / 2023年11月29日 0時44分

世界保健機関(WHO)のハリス報道官は28日、イスラエルと戦闘を繰り広げてきたイスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに関して「保健の態勢を回復できなければ、結局は病気での死者数の方が爆撃で命を落とす人よりも多くなる」と警鐘を鳴らした。27日撮影(2023年 ロイター/Mohammed Salem/ File photo)

Emma Farge

[ジュネーブ 28日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のハリス報道官は28日、イスラエルと戦闘を繰り広げてきたイスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに関して「保健の態勢を回復できなければ、結局は病気での死者数の方が爆撃で命を落とす人よりも多くなる」と警鐘を鳴らした。

ハリス氏は感染症や、特に子どもの間で下痢が広がっており、5歳以上の症例が11月上旬までに通常の100倍超に急増しているとして警告した。

ガザ保健当局によると、イスラエルによるガザへの爆撃で1万5000人超の死亡が確認されており、うち約40%は子どもが占める。がれきの下敷きなどになった行方不明者も大勢いると懸念されている。

国連児童基金(ユニセフ)のエルダー報道官はオンライン動画を通じて記者団に対し、ガザの病院は火傷や破片による負傷を受けたり、汚水を飲んで胃腸炎になったりした子どもたちであふれていると語った。

ハリス氏はガザ北部にあるアル・シファ病院の状況を「悲劇」と表現し、WHOによる退避護送中にイスラエル軍によって医療スタッフの一部が拘束されたことに懸念を表明した。ガザでは36の病院のうち26の病院が爆撃や燃料不足などで完全に閉鎖されていると指摘した。

イスラエルとハマスは、現在はガザでの戦闘を休止している。

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