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午前の日経平均は小幅反落、米休場で手掛かり難

ロイター / 2024年5月28日 12時16分

 5月28日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比116円75銭安の3万8783円27銭と、小幅に反落して取引を終えた。写真はガラスに映った株価ボード。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Mayu Sakoda

[東京 28日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比116円75銭安の3万8783円27銭と、小幅に反落して取引を終えた。27日の米国市場が休場だったことで手掛かりに乏しく、方向感に欠け、売買代金も低調だった。

日経平均は20円安でスタートした後、プラス圏に浮上し81円高となった。ただ、上昇に持続性はみられず、再びマイナス圏でのもみ合いとなった。外部環境に明確な材料も少なく、方向感が出づらかった。

市場では「マイナス圏ではあるものの、様子見ムードが強く本質的な下げではない」(SBI証券の鈴木英之投資調査部長)との声があった。日経平均は25日線(3万8360円台半ば)から上振れており、同線が上向きとなっていることからも「テクニカル的には慌てて売るような地合いでもない」(鈴木氏)とみられ、下値は堅いという。

東証株価指数(TOPIX)は0.15%安の2762.22ポイントで午前の取引を終了した。プライム市場の売買代金は1兆9148億5400万円だった。東証33業種では、金属製品、医薬品、その他製品など18業種が値下がり、電気・ガス、非鉄金属、海運など15業種が値上がりした。

個別では、エクセディが10.16%安と急落した。アイシンが前日に同社との資本関係を解消すると発表し、嫌気された。東北電力は女川原子力発電所2号機の再稼働に向けた安全対策工事が予定より早く完了したと発表し10.11%高、東商プライム市場の値上がり率トップとなった。

相場全体に手掛かりが欠ける中、物色は電力株のほか、石油関連や非鉄金属などの資源株に物色が向かった。市場では「年後半の金融市場は米金利の動向や米選挙の行方に左右される見込みだが、その中でも資源株は安定しており持っていて安心」(国内証券アナリスト)との声も聞かれた。

主力株では、東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテストが軟調。ソフトバンクグループ、TDKは買われた。日経平均の指数寄与度の高い半導体関連株は総じてさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが752銘柄(45%)、値下がりは819銘柄(49%)、変わらずは77銘柄(4%)だった。

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