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基調的インフレ指標、4月は全指標で前年比伸び率2%を下回る=日銀

ロイター / 2024年5月28日 14時24分

日銀が28日に発表した4月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、前年同月比の伸び率が3指標そろって2%を下回った。写真は日銀本店と日本国旗。3月撮影。(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon/File Photo)

Takahiko Wada

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に発表した4月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、前年同月比の伸び率が3指標そろって2%を下回った。2022年8月以来。既往の輸入価格上昇の価格転嫁の影響が剥落し続ける中で、日銀算出の基調的なインフレ指標は一段と伸びが鈍化した。

上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」(2020年基準)はプラス1.8%で、22年8月以来の2%割れ。上昇率の高い品目順に並べ、品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」はプラス1.1%で、伸び率は23年3月以来の低さ。最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス1.6%で、23年1月以来の低い伸びとなった。

上昇品目の比率は80.8%で、前月の79.5%を上回った。下落品目の比率は14.0%で前月の15.1%を下回った。

一連の指標は日銀が総務省発表の全国消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。24日公表の4月の生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は前年同月比2.2%上昇に鈍化した。

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