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日経平均は小反落、半導体株の一角に売り 材料難で方向感乏しい

ロイター / 2024年5月28日 15時34分

 5月28日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比44円65銭安の3万8855円37銭と、小幅に反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比44円65銭安の3万8855円37銭と、小幅に反落して取引を終えた。ハイテク株の一角への売りが重しとなった。ただ、前日の米市場が休場で手掛かりが少なく、全般は方向感の乏しい展開が続いた。

日経平均は前営業日比20円安と小幅安でスタート。前場中盤に143円安の3万8756円13銭まで値下がりしたが、勢いづく動きにはならなかった。一部の半導体関連株は軟調だったものの、「特段の悪材料が出たわけではなく、先週買われた反動で利益確定が優勢になったようだ」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。

後場は3万8800円台で膠着感が強まり、値幅は110円程度にとどまった。

市場では「日経平均は、4万1000円台の高値を付ける前に意識されていた史上最高値の3万9000円近辺が再び上値めどとして意識されている」(フィリップ証券・アナリスト、笹木和弘氏)との声が聞かれる。

日米の企業決算を通過して買い材料がない中、日銀の追加利上げの思惑が株価の上値を抑える要因になっている。日経平均は下値の水準は切り上がっているものの、「なかなか上方向をトライする環境ではなく、横ばい圏での値動きが続きそうだ」(笹木氏)という。

TOPIXは0.08%高の2768.50ポイントで取引を終了。プライム市場指数は前営業日比0.08%高の1425.01ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆7244億1700万円だった。東証33業種では、電気・ガス、非鉄金属、海運など16業種が値上がり。金属製品、その他製品、医薬品など17業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.97%高の619.06ポイントと、小幅に続伸した。

個別では、電力株が堅調で東北電力が10%超高、北海道電力が9%超高、中国電力が8%超高だった。

指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高、ソフトバンクグループは1%超高だった。東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックは軟調。

きょうグロース市場に新規上場した学びエイドは公開価格を32.16%上回る1282円で初値を付け、1300円まで上昇。1140円で取引を終えた。

プライム市場の騰落数は、値上がり631銘柄(38%)に対し、値下がりが955銘柄(57%)、変わらずが63銘柄(3%)だった。

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