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英右派政党リフォームUKの支持低下、ウクライナ巡る党首発言で

ロイター / 2024年6月28日 9時50分

 6月27日、英右派政党「リフォームUK」のナイジェル・ファラージ党首が、ロシアによるウクライナ侵攻は西側諸国が誘発したとの見方を改めて示したことを受け、公表された世論調査結果では同党の支持率が低下した。英ケントで24日撮影(2024年 ロイター/Chris J. Ratcliffe)

Kylie MacLellan

[ロンドン 27日 ロイター] - 英右派政党「リフォームUK」のナイジェル・ファラージ党首が、ロシアによるウクライナ侵攻は西側諸国が誘発したとの見方を改めて示したことを受け、27日公表された世論調査結果では同党の支持率が低下した。

BMGリサーチが24―26日に実施した調査では、リフォームUKの支持率は16%となり、過去最高だった前週の19%から下がった。スナク首相が率いる保守党の支持率は前週の19%から20%に上がった。労働党の支持率は42%となっている。

ユーガブが24―25日に実施した調査では、リフォームUKの支持率は1ポイント下がって17%となった。保守党は18%、労働党は36%となり、両党とも前回より1ポイント低下した。

ファラージ氏は21日放送されたBBCのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大が誘発したとの見方を改めて示した。

この発言は英政界の幅広い勢力から強く批判されている。

リフォームUKの台頭は、右派と中道派の有権者の票を分散させると考えられるため、同党の支持質低下は保守党への圧力を和らげる可能性がある。

BMGリサーチのディレクター、ボブ・ストラザー氏は「リフォームUKの勢いが停滞してきたとみられる中、今回の調査結果は保守党にとって、かすかな光明となった」と指摘。「とはいえ、スナク首相にとって全体像は依然として極めて厳しい。労働党は20ポイント余りのリードを維持している」と述べた。

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