1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

米上院予算委が石油会社を調査、OPECとの違法な価格調整か

ロイター / 2024年6月28日 10時19分

 6月27日、米上院予算委員会は、石油輸出国機構(OPEC)との間で石油価格の違法な調整を行なおうとした疑いについて、国内の石油生産会社に対する調査を開始した。写真はOPECのロゴ。2023年11月、オーストリア・ウィーンで撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

Timothy Gardner

[ワシントン 27日 ロイター] - 米上院予算委員会は27日、石油輸出国機構(OPEC)との間で石油価格の違法な調整を行なおうとした疑いについて、国内の石油生産会社に対する調査を開始した。対象はエクソンモービルやシェブロン、コノコフィリップスなど17社。

米連邦取引委員会(FTC)は先月、エクソンモービルによるシェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズの買収を巡り、パイオニアのスコット・シェフィールド最高経営責任者(CEO)がOPECと共謀して油価をつり上げようとしたとして、買収後に同氏がエクソンの取締役会入りするのを阻止した。この決定を受けて民主党議員の間で石油会社と産油グループによる共謀の可能性が関心を集めている。シェフィールド氏は容疑を認めていない。

上院予算委のシェルドン・ホワイトハウス委員長(民主党)は声明で「パイオニア・ナチュラル・リソーシズを巡る最近の出来事から、石油・ガス会社がOPECプラスと共謀して反競争的な活動を行い、原油価格を上昇させかねないと危惧している。こうした動きは米国の家庭にとってだけでなく、戦略石油備蓄を購入する米政府にとってもコスト上昇をもたらす」と述べ、石油会社に対する調査を求めた。

一方、業界団体である米石油協会(API)の広報担当者は、政府は価格が安くて信頼できるエネルギーを確保するために外国の生産者に頼り続けており、予算委による調査は今年の大統領選をにらんだポーズに過ぎないと述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください