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ICCが英に意見書許可、ネタニヤフ首相逮捕状巡り 判断遅延も

ロイター / 2024年6月28日 11時1分

 6月27日、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相の逮捕状請求を巡る審理に英国が法的意見書を提出することができるとの判断を下した。写真はがれきの上を歩くパレスチナ人の子どもたち。27日、ガザ南部ハンユニスで撮影(2024年 ロイター/Hatem Khaled)

[ハーグ 27日 ロイター] - オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は27日、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相の逮捕状請求を巡る審理に英国が法的意見書を提出することができるとの判断を下した。

裁判所の文書によると、ICC加盟国の英国は今月「1993年のオスロ合意の下でパレスチナがイスラエル国民に刑事管轄権を行使できない状況で、ICCはイスラエル国民に権利行使できるか」を問う意見書の提出を認めるよう裁判所に要請していた。裁判所は他の利害関係者からも意見を受け付けるとし、提出期限を7月12日とするとした。

これにより、逮捕状請求への判断が遅れる可能性がある。

オスロ合意のもとではパレスチナ当局はイスラエル国民に対して裁判権を行使できず、したがってイスラエル人を起訴するためICCに管轄移譲はできない点を英国は指摘している。

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