中国、農民の土地権利保護に関する法律を可決

　６月２８日、中国全国人民代表大会（全人代）常務委員会は農民の土地権利の保護強化、農村組織の発展支援を目的とする法律、農村集団経済組織法を可決した。２０２５年５月に施行する。２０１４年１月撮影（２０２４年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

Mei Mei Chu

［北京　２８日　ロイター］ - 中国全国人民代表大会（全人代）常務委員会は２８日、農民の土地権利の保護強化、農村組織の発展支援を目的とする法律、農村集団経済組織法を可決した。２０２５年５月に施行する。

現在、農地は全て国有だが、農民が土地のリース権を持ち、農村の集団組織が個人に代わってその権利を行使している。

新法では、農村組織の役割を定義し、農民に集団組織の監督権を与える。農村組織とその構成員の権利を保護し、農村集団経済の発展を支援する財政・税制措置を促進するのが狙いと新華社は報じた。