コモディティー市場、トランプ氏勝利なら分断拡大も=HSBC
ロイター / 2024年6月28日 18時4分
6月28日、HSBCのオーストラリア・ニュージーランド・グローバル・コモディティー担当チーフエコノミスト、ポール・ブロクサム氏は、米大統領選でトランプ前大統領(写真)が勝利して政権に返り咲いた場合、コモディティー市場の分断と供給混乱が一段と拡大する可能性があるとの見方を示した。アトランタで27日撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
Anisha Sircar Divya Chowdhury
[28日 ロイター] - HSBCのオーストラリア・ニュージーランド・グローバル・コモディティー担当チーフエコノミスト、ポール・ブロクサム氏は28日、米大統領選でトランプ前大統領が勝利して政権に返り咲いた場合、コモディティー市場の分断と供給混乱が一段と拡大する可能性があるとの見方を示した。
ロイター・グローバル・マーケット・フォーラム(GMF)で述べた。
コモディティー市場は構造的な供給制約ですでに高値圏にあるが、地政学的な緊張に起因する不透明要因にも直面していると指摘。
「世界的な貿易保護主義の台頭や、そうした傾向の道筋の変化が、われわれの注目するグローバルマクロ経済のリスクだ」とし「その場合、コモディティー市場の分断が進むリスクが高まり、供給混乱が生じてコモディティー価格の支援要因になる」と述べた。
地政学、気候変動、エネルギー移行が重なって、世界のコモディティー市場の「スーパースクイーズ」を促していると指摘した。
コモディティー市場はすでに高値圏にあるが、HSBCの5月の統計モデルは「弱い強気相場」から「超強気相場」へのシフトを示唆。コモディティー価格が以前のトレンドに戻る可能性は低く、「恒久的に高止まり」する見通しという。
ブロクサム氏は、特にエネルギー移行に関連する銅などの大規模な生産国が恩恵を受けると予想。中南米諸国、米国、オーストラリア、インドネシアも勝ち組となる可能性があると述べた。
同氏は以前、豪準備銀行(RBA)の経済分析局に勤務していた。
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