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イラン産原油、中国北東部に新たな市場 輸入量は記録的水準

ロイター / 2024年7月29日 8時52分

Chen Aizhu

[シンガポール 26日 ロイター] - 中国のイラン産原油輸入が記録的な水準近辺での推移を続けている。昨年終盤からの遼寧省大連市への流入が支えているとみられる。

イラン産原油の主要な買い手は2019年から中国山東省の小規模な独立系製油業者になっていたが、原油価格が高騰する一方で燃料需要は予想よりも弱く、精製マージンが縮小。需要が低下していた。

タンカーを追跡する調査会社によると、23年10月─24年6月、大連で荷揚げされたイラン産原油は23カーゴ、合計4500万バレルに上った。また、中国のイラン産原油輸入は23年10月に日量152万バレルと、過去最高に達したという。

中国税関当局は22年6月以来、中国のイラン産原油輸入量を公表していない。 大連では、民営石油化学大手の恒力石化や中国石油天然気(ペトロチャイナ)などがイラン産原油の買い手になっている可能性がある。業界関係者によると、恒力石化は24年1─4月、月当たり400万バレルを購入していたという。

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