豪フォーテスキュー、通期は3％増益 配当が予想上回る

豪資源会社フォーテスキューが２８日発表した通期（６月３０日まで）決算は、アイアンブリッジ磁鉄鉱プロジェクトからの鉄鉱石出荷増が寄与し、利益が増加した。また配当が予想を上回り、株価が上昇した。写真は２０１８年１１月、オーストラリアのポートヘッドランドで撮影（２０２４年　ロイター/Melanie Burton）

Roushni Nair　Melanie Burton

[２８日 ロイター] - 豪資源会社フォーテスキューが２８日発表した通期（６月３０日まで）決算は、アイアンブリッジ磁鉄鉱プロジェクトからの鉄鉱石出荷増が寄与し、利益が増加した。また配当が予想を上回り、株価が上昇した。

利益は同社史上３番目に高い水準となった。アイアンブリッジの操業が拡大し、２０２４年度の鉄鉱石総出荷量は１億９１６０万トンに達した。

税引き後の実質純利益は５６億６０００万ドル。前年の５５億２０００万ドルから３％増加した。ビジブル・アルファがまとめたコンセンサス予想の６１億１０００万ドルは下回った。

ジャーデンのアナリストは、利益は予想を若干下回ったが、減価償却費が２１億４０００万ドルと予想を上回ったことが主な要因で、その他の面では予想と一致しているようだと指摘した。

配当は１株当たり０．８９豪ドルとした。前年度の１．００豪ドルを下回ったが、ビジブル・アルファのコンセンサス予想（０．８５豪ドル）を上回った。