トランプ陣営スタッフ、アーリントン墓地職員と身体的衝突＝報道

米共和党の大統領候補、トランプ前大統領が今週、アーリントン国立墓地を訪れた際、陣営スタッフ２人が墓地職員と口論になり、身体的に衝突したと公共ラジオＮＰＲが２７日報じた。写真はアーリントン墓地で２０２１年９月に撮影（２０２４年　ロイター／Elizabeth Fraser）

[２７日 ロイター] - 米共和党の大統領候補、トランプ前大統領が今週、アーリントン国立墓地を訪れた際、陣営スタッフ２人が墓地職員と口論になり、身体的に衝突したと公共ラジオＮＰＲが２７日報じた。

トランプ氏は２６日に同墓地で、２０２１年のアフガニスタン撤退時に死亡した米兵１３人を追悼する行事に参加した。

ＮＰＲが関係筋の話として伝えたところによると、兵士が埋葬されている場所で陣営スタッフが撮影するのを墓地職員が止めようとしたところ、陣営側が「暴言を吐き、職員を脇に押しやった」という。

トランプ陣営の広報担当は「報じられているような身体的衝突はなかった。そうした中傷的な主張をするなら映像を公開する用意がある」と反論。「実際には、民間カメラマンの立ち入りが許可されたにもかかわらず、明らかに精神衛生上のエピソードを患った人物が何らかの理由で、非常に厳粛な式典の最中に陣営メンバーを物理的にブロックする決定をした」と主張した。

墓地側は声明で、この事案が発生し、報告を行ったことを確認。「連邦法は軍の国立墓地内での政治活動や選挙関連活動を禁止しており、これには政党候補者のキャンペーンやそれを直接支援する目的で参加するカメラマンやコンテンツ制作者なども含まれる」とした。