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スカンジナビア航空、米破産手続きから脱却

ロイター / 2024年8月28日 18時28分

8月28日、北欧のスカンジナビア航空(SAS)は、米国連邦破産法第11条(チャプター11)に基づく再建手続きを完了したと発表した。写真はコペンハーゲンの空港で2022年7月撮影。提供写真(2024年 ロイター/Ritzau Scanpix/Liselotte Sabroe)

Terje Solsvik Marie Mannes

[オスロ 28日 ロイター] - 北欧のスカンジナビア航空(SAS)は28日、米国連邦破産法第11条(チャプター11)に基づく再建手続きを完了したと発表した。

アンコ・ファン・デル・ベルフ最高経営責任者(CEO)はロイターに、「これはSASにとってまさに新時代だ。地位はより強固になり、負債は減少しコストは低下した」と語った。今夏の旅行シーズンは好調な運航実績を上げたと述べた。

SASは継続的なコスト削減により、7月は過去最高の月間収益率を記録したと明らかにした。

同社は2022年7月にチャプター11の適用を申請。エールフランスKLM、ヘッジファンドのキャッスル・レイク、投資会社リンド・インベスト、デンマーク政府を新たなオーナーとする計画が裁判所で承認された。

エールフランスKLMは当初SASの株式19.9%を保有し、2年後からは出資比率を引き上げ、支配株主となる可能性がある。

SASは今月末でルフトハンザやユナイテッド航空が加盟する航空連合「スターアライアンス」から脱退し、エールフランスKLMが主要メンバーの「スカイチーム」に加わる。

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