ロシア、ゼレンスキー氏の停戦構想一蹴 特別軍事作戦を継続
ロイター / 2024年8月28日 19時55分
ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領が示唆した停戦構想を一蹴し、ウクライナでの「特別軍事作戦」を継続すると述べた。ロシアの攻撃で破壊された学校、ポクロウシクで23日撮影。(2024年 ロイター/Thomas Peter/File Photo)
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領が示唆した停戦構想を一蹴し、ウクライナでの「特別軍事作戦」を継続すると述べた。
ゼレンスキー大統領は27日の会見で、ロシアとの戦争を終結させるための計画を、米大統領選候補のハリス副大統領とトランプ前大統領、バイデン大統領に提示する予定だと述べた。具体的な内容には踏み込まなかったが、ロシア西部への越境攻撃は計画の一部だとし、経済・外交面の他の措置も含まれていると説明。「ロシアに戦争を終わらせることが主旨だ。そしてウクライナにとって非常に公平であることを望む」と述べた。
ペスコフ報道官は記者団に「ウクライナ政権の代表からそのような発言を聞くのは初めてではない。ウクライナ政権の本質は知っている」と述べ、 「われわれは特別軍事作戦を継続しており、全ての目標を達成する」と述べた。
また平和的解決が必要というインドの見解を支持するとしながらも、今すぐ話し合いができる根拠がないことは「明らかだ」と述べた。
先週ウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会談したインドのモディ首相は27日、プーチン大統領と電話会談し、ウクライナ紛争の早期平和的解決を支持すると伝えたと述べた。
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