イスラエル、ガザ全域を攻撃 34人死亡 南部ハンユニスに戦車

イスラエル軍は２８日、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ全域を攻撃し、南部ハンユニスでは奥深くまで戦車を進軍させた。ハンユニスで同日撮影（２０２４年　ロイター/Mohammed Salem）

Nidal al-Mughrabi

［カイロ　２８日　ロイター］ - イスラエル軍は２８日、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ全域を攻撃し、南部ハンユニスでは奥深くまで戦車を進軍させた。医療関係者によると、少なくとも３４人のパレスチナ人が死亡した。

パレスチナ保健当局は、ハンユニスへの攻撃で少なくとも１１人が死亡したと発表。医療関係者によると、１００万人以上が避難するガザ地区中部デイルアルバラでは、イスラエルの空爆によりパレスチナ人８人が死亡した。

ハマスと、ハマスと共闘する武装組織「イスラム聖戦」は、戦闘員がガザ地区の複数の地域でイスラエル軍と衝突し、対戦車ロケット弾や迫撃砲を発射したと発表。

イスラエル軍は、ハマスや他の武装組織がロケット弾発射などの攻撃を行った地域からの避難命令を発令したとした。