米共和党、選挙運営巡る訴訟で敗訴相次ぐ 投票率に好影響も
ロイター / 2024年10月28日 11時42分
10月27日、米バージニア州の連邦地裁は25日、市民権が証明できない人を有権者名簿から削除する州の制度を差し止める判断を下した。写真はトランプ前米大統領(写真)。ニューヨーク州で撮影(2024 ロイター/Brendan McDermid)
Jack Queen
[27日 ロイター] - 米バージニア州の連邦地裁は25日、市民権が証明できない人を有権者名簿から削除する州の制度を差し止める判断を下した。米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の支持勢力に再び打撃となった。
トランプ支持派は激戦州で争われた選挙運営を巡る訴訟でも過去3週間に少なくとも10件で敗訴している。投票所職員に票数を手作業で確認するよう義務付ける新たな規則に対する一時差し止め命令など、ジョージア州の4件の判決が含まれる。
共和党による法廷で選挙戦に有利な判決を引き出す戦略が不発となれば、投票率に好影響をもたらすとの指摘もある。また、ジョージア州での判決を受けて選挙管理当局は迅速に結果を認定できるようになる公算が大きい。
一方、共和党に有利な判決もわずかに出ており、ミシシッピ州の郵便投票が投票日の5日後まで有効とするルールについて、連邦高裁は25日、投票日まで受け取った票のみ有効との判断を示した。
ただ、アリゾナ、ネバダ、ノースカロライナ、ミシガンでも市民権がないか不適格とする人を有権者名簿から削除するよう求める訴えが退けられた。連邦法は選挙当日の90日前以降の有権者の機械的な削除を禁止している。在外投票を制限しようとする共和党の動きもミシガンなど激戦州の裁判所に阻止されている。
この記事に関連するニュース
-
米大統領選、投票始まる 激戦州の勝敗なお見通せず
ロイター / 2024年11月5日 20時16分
-
アングル:迫る米大統領選、騒乱に身構える有権者 不安極限に
ロイター / 2024年11月5日 15時31分
-
米最高裁、バージニア州の有権者名簿一部抹消を容認、全米各地の訴訟に影響も(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月5日 10時20分
-
米連邦地裁、バージニア州の有権者名簿一部抹消を差し止め、全米各地で訴訟広がる(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月29日 11時10分
-
アングル:米大統領選、僅差の戦いで在外有権者に照準
ロイター / 2024年10月25日 8時41分
ランキング
-
1イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容疑
ロイター / 2024年11月22日 3時50分
-
2ロシアがわずか1000km先にICBM発射情報、アメリカへ「核攻撃いとわない」警告か
読売新聞 / 2024年11月21日 20時1分
-
3“長距離ミサイル攻撃”駐日ロシア大使が批判…西側諸国が「露と戦うということ」
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 18時11分
-
4プーチン大統領、2週間近く公の場に姿見せず 3年間で最長 露独立系メディア
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 21時23分
-
5最新中距離弾で報復とプーチン氏 米欧の長射程攻撃容認を非難
共同通信 / 2024年11月22日 6時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください