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ECB、来年1月理事会前に欧州委員長と対話へ 政策調整で定期化目指す

ロイター / 2024年10月28日 12時30分

 10月27日、欧州中央銀行(ECB)は、金融政策を決める来年1月29─30日の理事会開催に先立ち、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長を招き、理事や一部職員が話を聴く場を設ける。写真はECB。フランクフルトで昨年9月撮影(2024 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ワシントン 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、金融政策を決める来年1月29─30日の理事会開催に先立ち、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長を招き、理事や一部職員が話を聴く場を設ける。4人の関係者が明らかにした。

関係者の話では、フォンデアライエン氏と対話する機会をつくり、さまざまな分野の政策すり合わせを進めたいというのがECBの考えで、会合を定期化することを目指している。ただ必ずしも理事会前に設定するわけではなく、理事会の正式な枠組みにするつもりはないという。

ECBの広報担当者はコメントを拒否した。

近年欧州では金融政策と他の政策の足並みがそろわず、ECBが過剰な負担を担うか、大きな逆風に見舞われることが問題になっている。

例えば物価が低迷していた局面では、ECBが成長てこ入れに努力しようとしても、財政政策が十分な援護射撃を行わなかった。一方最近の物価高騰時は、一部の国の度を超えた補助金がECBのインフレ対策を難しくした。

ECBが外部の人物を会合に呼ぶのは初めてではない。欧州委のドムブロフスキス上級副委員長はEU条約の規定に基づき、定期的にECBの会合に出席している。

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