米ボーイング、最大220億ドル調達へ 財務強化し格下げ回避狙う
ロイター / 2024年10月29日 1時22分
Utkarsh Shetti
[28日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは28日、新規株式発行などを通じ最大220億ドルを調達すると発表した。1カ月以上続くストライキの影響で圧迫された財務を立て直し、投資適格級格付け維持を目指す。
ボーイングは普通株9000万株と、50億ドル相当の転換権付優先株を売り出す。
ロイターが確認した条件の概要によると、応募数が超過した場合、普通株1350万株を追加売り出し、転換権付優先株を7億5000万ドル増額することが可能という。
普通株売り出しによる調達額は、先週25日終値に基づくと139億5000万ドル程度となる見通し。追加売り出しを実施した場合、さらに21億ドルを調達できる可能性がある。
売り出し価格は28日引け後に決定される見通し。
ボーイングの株価は一時約2%下落。その後は下げ幅を縮小し、約0.6%安で推移した。
従業員約3万3000人が加入する労組が9月にストに突入して以降、「稼ぎ頭」である737MAX機などの生産は停止。年初に起きた飛行中に機体の壁が吹き飛ぶ事故も重しとなっており、ボーイングの手元資金の減少が続いている。
格付け会社は、ストが長期化すれば、ボーイングの信用格付けが引き下げられる恐れがあるという見方を示していた。
S&Pグローバル・レーティングスの航空宇宙担当ディレクター、ベン・ツォカノス氏は、ボーイングの資金調達は信用格付けにとり「間違いなく好ましい」と述べた。
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