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EU離脱後巡る交渉、年内合意は可能 漁業権が障害=英内閣府担当相

ロイター / 2020年4月28日 11時8分

 英国のゴーブ内閣府担当相は27日、欧州連合(EU)離脱後の将来的な関係を巡る交渉で年内の合意は可能だとしつつも、漁業権が障害になっていると述べた。4日、首相官邸で撮影。提供写真(2020年 ロイター)

[ロンドン 27日 ロイター] - 英国のゴーブ内閣府担当相は27日、欧州連合(EU)離脱後の将来的な関係を巡る交渉で年内の合意は可能だとしつつも、漁業権が障害になっていると述べた。

離脱協議を担当するEUのバルニエ首席交渉官は24日、英国との交渉後、時間的な余裕がないにもかかわらず、英国側からの歩み寄りは見られなかったと表明。英国が離脱後の移行期間の期限を2020年末から延長することを排除したと述べていた。

ゴーブ氏は27日の議会委員会で「すでに設定されたスケジュールで交渉を終えることは引き続き可能だと考える」と発言。協議に向けた英国政府の文書は数週間ほどで公表され、双方は6月末に内容を精査すると述べた。交渉に十分な進展がない場合に英国が交渉を打ち切るかどうかへの言及は控えた。

同氏はまた、EUが漁業権の問題でも、英国を他の国と同様に独立国家として扱うことを拒否していると語った。

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