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東証は小反落で終了、明日の休場を意識し見送りムード

ロイター / 2020年4月28日 15時47分

 4月28日、東京株式市場で日経平均は小反落した。写真は3月6日、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は小反落した。前日の米国株式市場が上昇したことを受けて、朝方こそ堅調な始まりとなったものの、日本株は明日が休場となることを意識し、全体的に見送りムードが強まった。前場は値を消しながらも、後半は戻り歩調となり、大引けは前日比小幅安の水準まで回復した。

27日の米国株式市場は、企業の決算発表が本格化する中、経済活動の一部再開に期待感が広がり、主要3指数全てが1%超上昇、2月に付けた過去最高値に20%以内の水準まで戻している。

これを受けて、日経平均も前日の好地合いを引き継ぐ格好となったが、明日が休場となるため模様眺めとなり、徐々に値を消す展開。ただ、「これからは休場中のニュースについて、新型コロナウイルス関連の材料は世界の経済活動再開など好材料の方が多くなるとみられ、売り込む様子もない」(国内証券)との声もあり、後半が戻り歩調となった。

依然として個別物色の動きが目立つが「テレワーク化で年末年始や旧盆休みにみられるように、個人投資家が積極的に参加しているようだ」(ネット証券)という。

TOPIXは小じっかり。東証33業種では、ゴム製品、空運業、サービス業などが上昇、鉄鋼、鉱業などが下落した。東証1部の売買代金は、2兆1141万3400万円だった。個別では、東京エレクトロン<8035.T>などの半導体関連株の一角が堅調なほか、ファナック<6954.T>もしっかりだが、日本製鉄<5401.T>など景気敏感株にさえない銘柄が目立った。

東証1部の騰落数は、値上がり1330銘柄に対し、値下がりが757銘柄、変わらずが83銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19771.19 -12.03

寄り付き    19776.18

安値/高値   19638.48─19841.78

TOPIX<.TOPX>

終値       1449.15 +1.90

寄り付き     1446.06

安値/高値    1438.54─1450.18

東証出来高(万株) 123355

東証売買代金(億円) 21141.34

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